介護福祉業事サポート
介護福祉業事に携わる想い
社会保険労務士として平成 17年 4 月に独立した時、営業先のターゲットとして介護福祉業界に強く興味・関心を持ちました。
介護福祉業界が労働集約型産業だったからです。労働集約型産業とは、事業活動の大部分を人間の労働力に頼る割合が多い産業のことであり、売上高に対する 人件費の割合が大きい業界であることから、人事労務分野の専門家である社労士のサポートが最も求められる業界であると、介護福祉業界が成熟する以前から着目していました。
その後、社会保険労務士として福祉介護業界のお客様とかかわりを持つようになり今年で 16年が経ちましたが、この業界と深く関わる内に、どの事業者の方も「人の採用・育成・定着」に悩んでいることや、昼も夜も利用者様や家族の方のために 24 時間働き詰めであることから、本業のサービス提供以外のことには手が回らない状況(法改正情報や助成金補助金情報の収集・対応、人材育成・研修、就業規則・雇用契約書等の労務書類の整備等)の経営者様が多いことを知り、そうした経営者様のサポートを行いたい気持ちから、多くの介護福祉事業所・施設の人事労務顧問として経営サポートを行って参りました。
サポート内容
一般企業とは異なり、介護福祉業界の経営は介護保険法により大きな影響を受けますので、同じ介護福祉業界であればどこも同じではないかと思われがちですが、実際には経営理念や社長の想い、就業ルールや昇進昇格、賃金配分ルール等の存在により、職員の採用力や定着率・離職率等の結果が大きく異なることから、社労士のアドバイスにより、その企業の将来に大きな影響を与えることの責任も実感しています。
ひいては、ご利用者様から高い評価を受ける事業所やそうでない事業所に大きな差も生じてきています。
今後、介護事業の経営はますます厳しくなることが予想されるので、一刻も早く、職員の「働き甲斐」や「働きやすさ」を感じられる職場づくりを一緒に始めていきましょう。
プラン内容
職場の環境整備には多大な費用と時間がかかるので、助成金や処遇改善加算を上手に活用しながら、政府、施設・事務所、職員さんの「三方よし」を目指してサポートを行います。
指定申請代行、開業支援
介護職員処遇改善加算、取得のサポート
人材育成・人材確保
(新入社員研修、リーダー研修、
管理職研修、接遇研修等)
就業規則、従業員ハンドブックの作成
キャリアパス、賃金制度、評価制度、
退職金制度等の人事制度構築
助成金・補助金等の申請代行
労務顧問、給与計算代行、
労働・社会保険申請代行
事例紹介
お悩み
今後、事業拡大を図っていきたいが、「介護業態の特殊性から労働基準法などの法律を守るのが困難・・」「限られた資源で人の採用や定着を強化できるか心配・・」。
サポート内容
当事務所が関与当時は従業員 10名以下の小さな訪問介護事業所でした。
今後、事業拡大を図っていきたいが、「介護業態の特殊性から労働基準法などの法律を守るのが困難・・」「限られた資源で人の採用や定着を強化できるか心配・・」と悩んでおられる経営者様に対し、職場の就業ルール、キャリアパス制度、賃金・評価制度・企業年金制度の提案や整備を行う。
新ルール策定後は、従業員の皆様に周知する必要があるため、従業員説明会を開催。
従業員が常時携帯できる「従業員ハンドブック」を作成交付するなど、経営者様や職員の皆さんの不安を一気に解消。
他には、人材の採用に使える助成金や職場環境の整備に使える助成金、研修や資格取得の際に使える助成金を具体的に指南し、数多くの助成金受給に成功。
これにより、人や資金の問題の不安が和らいだ経営者様は、その後、有料老人ホームを大阪府内で3施設開設、訓練型の障がい福祉施設も2施設開設するなど、今では職員80名(60名以上は正社員)の中堅企業に大成長を遂げる。
現在も、当該企業の社外人事部長として、日々経営者様や施設長の悩みに応じるなど、当該施設をサポート中。